奈良マンドリンギター合奏団は、1979年の春、当時では奈良県唯一の社会人マンドリンギター合奏団として発足しました。
発足当初は数名だったメンバーも、やがて20名を越えて、創立から3年後の1982年には第1回の定期演奏会を開催することができました。
その後、団員の熱心な活動により、これまで40回以上の定期演奏会を開催し団員も60名を越えるまでになっています。
1999年、奈良マンドリンギター合奏団の創立20周年を記念して、合奏団のペナントを作成しました。
このペナントには、古くから日本に伝わる「幡」の形を採用し、ロゴマークは、ギリシャ神話の詩歌・音楽を司る太陽神アポロンが持つ楽器「リラ」をかたどり、
本合奏団のイニシャルを入れました。
色彩は古都奈良に因んで日本の伝統色3色を用いました。
左より朱色、若草色、蘇芳(すほう)色です。これらは本合奏団の基本理念である「音楽美の探求」「人の和」「輪の尊重」「技術の向上」と、
「美」「和」「技」を表現するとともに、
古都奈良ともゆかりのある社寺の華やかな朱、萌える若草、古来の高貴な蘇芳色と意味づけました。
本合奏団は、学生、会社員、公務員、主婦など、様々なメンバーによって構成されています。
また年齢層も、現役大学生から悠々自適の人生の師匠までと、幅広いのが特徴で、皆で和気あいあいと、時には厳しく音楽に取り組んでいます。
団員の多くが高校や大学での経験者ですが、転勤、結婚、出産等の理由で合奏団を離れたり復団したりと、
メンバーの入れ替わりはアマチュアの社会人団体がもつ宿命的なものといえます。
主となる演奏会は、春のスプリングコンサートと秋の定期演奏会の年2回です。
スプリングコンサートは、マンドリン音楽を初めて聴かれる方も楽しめるようにと、
ポピュラー音楽や映画音楽などを中心としたものです。
秋の定期演奏会はマンドリンオリジナル曲を中心に、国内のマンドリンオーケストラの演奏会の中においても、
一味違うキラリと光る選曲の演奏を奈良からお届けしています。
その他、福祉施設等の慰問演奏、他団体が催す演奏会への参加等の演奏活動を行っています。
中でも、ケルンマンドリン合奏団とのジョイントによる阪神大震災チャリティジョイントコンサート(1995年)、
アンサンブルメンバーのオーストラリア演奏旅行と豪州同好者との国際交流(1996年)は、特に思い出に残るものでした。
また、最近では宇治マンドリンアンサンブル「フローラ」との交流練習を行いました(1998年3月)、
仙台でのマンドリンセミナー(2000年9月)に参加し、チルコロ・マンドリニスティコ・フローラの皆さんをはじめ、
各地のマンドリン合奏団との友好を深めることができました。
2015年、2016年には奈良県立美術館からの依頼を受けて、富本憲吉展における特別演奏を行いました。
●初弾き、新年会
●桜まつりステージ演奏
●スプリングコンサート
●部内発表会、バーベキュー大会
●定期演奏会